2007年05月07日

POGにおける相馬

最近サボりがちだったので、久しぶりに馬体コラムの更新を。今回は旬なネタということでPOGをテーマに馬体についての考察(というか持論)を展開してみたいと思います。これからドラフトに向けて本格的に馬体を見る機会が多いと思われますので、一緒になって考えてみて下さい。


まず、大前提としてPOG的な相馬術は、その馬の一生を通して、稼いでくれる馬を探し出す調教師や馬主、あるいは一口出資者にとって必要な相馬術とは、基本的に異なるということがいえます。それはPOGというものが「期間限定」の短期決戦であること、数頭選んでそのうち一頭でも大物が出れば勝ち組になる率が高いゲームであること、また、どんな高額馬でも指名できる(選択制限がない)ことから、根本的に選ぶべき馬の方針が違うという理由があるからです。

POGにおける相馬の基本スタンスは

・早熟馬>晩成馬
・短距離馬>長距離馬
・芝馬>ダート馬


ということになります。

最初の項目は早熟というか、初期の時点で完成度の高い馬を指名したほうが早い内に稼げるというのは当然のことですね。一般的なPOG期間(6月〜翌年ダービーまで)なんてものは多くの馬にとっては長い競走馬生活のほんの短い期間であるわけで、総合的な効率を考えると、最も重視すべきファクターでしょう。ただし、全ての馬を完全早熟傾向で固めるのはバランスが悪いのでかえってリスキーです。迷ったら完成度の高いほうを選ぶという程度の認識でいいと思います。具体的には「キ甲の抜け具合」、「トモの筋肉の発達」、「全体の緩さ」を見ながら他馬と比べて成長度合いが早い馬を選ぶと良いでしょう。

2番目の項目「短距離馬>長距離馬」は上記同様あくまで傾向の話で、みんな狙ってるのはやはりクラシックディスタンスで強い馬。でも2歳の6月からスタートする新馬戦、それから3歳クラシックまでの間にあるレースの大半が2000m以下の短〜マイルレースだということを考えると、迷った時は着実に稼げるスピードタイプの馬をより重視すべきです。ただし、最初から短距離のスペシャリストを狙う必要はなく、むしろ極端に長距離傾向の馬を避けるという考え方でいいと思います。適度な長さの手脚と首、胴、全体のバランスがとれていて、いわゆる「マイラー型」といわれる体型を基準とし、それに近い馬を選ぶようにすれば自然とアベレージは高くなります。

最後の項目は、日本で競馬をする限り、賞金面を考えれば当然のこと。POG期間内のダート重賞は地方交流レース以外なく、OP特別すら数えるほどしかないのが現状。さらにいうと、ライバルは多いのに当たりを掴みにくい傾向にあるので、「芝がダメでもダートで保険がきく」といった馬ならまだしも、最初からダートでの活躍を期待してダート馬を選ぶのはナンセンスでしょう。今後レース体系が変化する可能性はありますが現時点ではダート狙いは得策とはいえません。血統と照らし合わせながら、極端に繋ぎの立った馬、堅い馬、前駆や首の筋肉が異様に発達している馬、これらは芝に適さない、もしくは芝で走ると故障しやすい馬の可能性が高いので極力避けた方がよいでしょう。ただし、フレンチデピュティやブライアンズタイムの仔はそういう特徴を持ちながらも芝のGI級がちょこちょこ出るので要注意。


また、ゲームの性質上、1勝馬を3頭持つよりも重賞勝ち馬を1頭持ったほうがポイント効率は高いので、地味に勝ち上がってくれそうな凡血統の好馬体をとるより、はずれてもいいから一発が大きい良血社台系そこそこ馬体を獲ったほうが、ゲームとしては勝つ可能性が上がります。まぁ馬体派としてはあんまり認めたくない事実ですがね・・・。さらに言うと、馬体に多少の欠陥があっても、いわゆる「血の力」というやつで結構走ってしまう馬はたくさんいます。特にPOGは短期決戦、極端な話、繋ぎが非常に堅く立った芝馬で、良血だったとして、デビューから2歳重賞までポンポンと3連勝ぐらいしたあとに、骨折してしまったとしても、POG的には「成功」の部類に入ってしまうわけです。もちろん最初からそれを狙う必要はありませんが、ゲームの性質を考えると、馬体にしろ血統にしろ「どこで見切りをつけるか」が重要なんだと思います。

とはいっても、ほんとにいいと思ったらどんなに地味な血統でも指名すべきですし、逆にどんな良血馬でもダメだと思ったらとらなきゃいいってことです。POGは人それぞれの選び方があり、それを楽しんでこそゲームなわけで、あんまりガチガチにルールを決めて選ぶぐらいなら自分の好みを突き詰めながら馬の選択を楽しめればいいと思います。

機会があればドラフト前にこっそり今年の注目馬を挙げてみようかな・・・
posted by 馬砂雪 at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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