2007年02月06日

管(かん)


s08.jpgkan01.jpg

前後脚の球節と腕節(飛節)の間にある部分のことです。主に前脚の管をみることが多いです。

○太さ・長さ
基本的には太いに越したことはないと思います。管が太すぎて駄目という話は聞いたことがないですから…。菅の周囲の長さを菅囲と呼びますが、ここが短いとそれだけで骨折の可能性が高まります。
長さは前腕部分との比率が重要です。あまり前腕に対して長すぎるようだと、負担が大きく、故障の心配も出てきます(テイエムの竹園氏によれば腕2:管1ぐらいが理想とか)。
とにかく、競走中、もっとも大きな負担のかかる箇所だけにできるだけ丈夫であることが最重要。

○枯れ・乾き具合
よく若馬の成長度合いや、腱の丈夫さを測る指針として、菅の「枯れ具合(乾き具合)」を見ると良いといわれています。「枯れている」という状態は、菅の中にある骨と腱が陰影によりくっきりと浮かび上がって、皮と骨がまるで枯れ木のようになっている様子をいいます。本来ここには余計な肉は付かないので純粋に、骨と腱のみ。腱の陰影がくっきりと浮かび上がって見えるのはそれだけ太く、しっかりとした腱が形成されている証拠。逆に陰影がぼやけて、くっきりと見えないのはまだ腱が発達しきれていないか、もしくは先天的に腱が細いかのどちらか。言うまでもなく腱の丈夫さは、競走馬の生命線であり、屈腱炎等の疾病の可能性を少しでも少なくするために重要な要素です。毛色や写真の状態でちょっと判別しにくい場合もありますが、枯れ具合がしっかりわかる馬は、とりあえず問題ないといえるでしょう。

○ソエ
ソエとは「管骨々膜炎」の俗称です。その名のとおり前肢の管骨部分に発生し、骨を覆う骨膜が炎症を起こして腫上がる症状。若馬の育成・調教段階でよく起こり、ほとんどの馬が成長過程で経験するといわれています。まだ骨が完成仕切れていない段階で前肢に対する負担が蓄積されて炎症が発生するようです。炎症を起こした馬は菅が若干腫れて、盛り上がって見えます。が、パドックでソエを見分けるのは慣れていないと厳しいでしょうし、実際はっきりわかるような酷いソエのまま出走してくる馬もあまりいません。あまりパドックの馬券戦術で実践的に使える要素でもないし(ソエは菅を見るより前脚の歩様をみたほうがわかりやすいし)、ソエはいずれ治りますから馬を選ぶ観点からもそれほど気にすることはないと思われます。パドックで「ソエ焼き」をしている馬がいたら、今治療中なのかな?と怪しんでみるぐらいでいいと思います。

参考:馬学事典(競走馬総合研究所HP)
http://uma.equinst.go.jp/fmi/xsl/FM/k-umajiten/home.xsl

※この内容は編集途上です。今後、加筆修正しながら徐々に書き足していく予定です。
posted by 馬砂雪 at 11:30| Comment(0) | TrackBack(0) | パーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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