飛節とは後肢の脛と管の間にある関節、人間でいうとろこの「かかと」にあたる部分。トモの筋力を蹴る力に変えて推進力を生み出す重要な箇所です。
○形・大きさ
飛節の形の良し悪しは・・・自分でもまだよくわかりません(汗)。ただ、骨が小さいというのは論外ですね。やはりある程度大きくて力強いものが良いです。あと下の角度にも繋がりますが、つくりが柔軟な印象の飛節が望ましいですね、ここの動きの滑らかさが馬の蹴りを決定するわけですから。
○角度
飛節の部分は大体少し「くの字」型に曲がっています。脛と管との角度が直角に近い角度で深く折れている馬のことを曲飛、逆にほぼまっすぐになっている馬を直飛といいます。直飛の馬は蹴り脚がまっすぐに伸びてしまうため弾力に優れず、硬い捌きになりがちです。ダート・短距離色が濃くなってきます。逆に曲飛気味の場合、芝での弾性はいいのですが、あまり極端だと前脚とつかえてしまい、蹄同士をぶつけて怪我をしたり、結果として踏み込みが小さくなったりします。よって、曲飛でも直飛でもない標準的な角度で、トモからの力を無駄なく推進力に転化させるような角度が望ましいわけです。
ただし、一般的な立ち写真のポーズをとらせるときには、左後脚を引いて構えるため、まっすぐに立ったときの状態を計算して判断する必要があります。そのため、単純に手前側の脚の角度だけ見るのではなく、奥に移る右後脚の角度や、飛節〜繋ぎのラインを全体的に見て、曲飛、直飛、標準を判断する必要があります。いまだにこの見極めは難しいです・・・、動いている姿を見れば大体判別できるのですが。
※この内容は編集途上です。今後、加筆修正しながら徐々に書き足していく予定です。