2007年02月08日

話題のオーシャンエイプス馬体診断!

はい、今週も1頭に絞った馬体チェックをやります。巷で噂のオーシャンエイプス君です。なんでこんな木曜になってしまったかというと競馬ブックフォトパドックのアドレスが変わったことに気付かずに更新されてないと勘違いしていたからです(リダイレクトするなり注意書きするなりしてよ・・・)。一部ではすでに「怪物」「今年1番の大物」との呼び声が高い同馬ですが果たして、どんな馬体なのでしょうか?

オーシャンエイプス(きさらぎ賞)
次週以降URL

この馬の馬体は新馬戦の映像をチラッとみたことがあるんですが、そのときはやや太め残りの印象を受けました。今回は太めというほど太くはなく、きっちり仕上げてきたなという感じ。

まず目立つのは深くて厚い胸。すらりと伸びて理想的な長さと角度を有する首すじ。さらにこれまた理想的な柔軟性を感じる繋ぎと蹄。さらには良好な毛づやと薄い皮膚。

逆に、トモの大きさや肉付きはやや見劣りし、全体的に前が勝った印象です。胴の長さもやや短めでコンパクトなマイラー型に映ります。ただ、手足はそこそこ長く全体としてのバランスもまとまっています。なにより肩の角度と首の角度が長い距離への適性を物語っています、これは父マヤノトップガン譲りでしょう。菅が少し細めで腱の発達がややわかりにくいのが気になりますが。

全体を見ての印象は前のボリュームが素晴らしいが、決して硬い筋肉質な印象をうけず、むしろ全体から柔らかい印象を感じられれ、パワフルかつ、全身を使った理想的なフットワークを生み出すからだ付きだと思いました。実際のレースでも非常に大きく、そして回転の速いフットワークで、その辺も含めてあのディープインパクトとも類似する点があります。

現段階の成長度合いは7割程度で、まだまだよくなる雰囲気を備えています。フサイチホウオー側に立つ自分としては非常に怖い存在ですが、ホウオーとは全く別種の方向性の馬体に進化しつつあると感じます。素材の良さ、走りのセンスはあるいはこちらが上か?


とまぁ、馬体で語ってみました。あとは実際のレース振りで判断しましょう。「飛ぶ」かどうかはわかりませんが、どんなレースをするのか非常に楽しみです。


posted by 馬砂雪 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(3) | 馬体チェック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

頭部(とうぶ)


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顔の良し悪しは昔から相馬の重要な要素として位置づけられていますが果たしてどうでしょう?

○目つき
これが一番わかりやすいんじゃないでしょうか。いわゆる三白眼のように白目がみえた状態の馬というのは目つきが悪く映りますが、気性の悪い馬にこういうきつい目つきの馬が多いようです。また立ち写真などでカメラ目線にガンを飛ばすような馬も気性的に勝った性格の馬が多いです。人間でもそうですが目は意思・闘争心・落ち着きなどさまざまな心の内面を反映します。穏やかな目をした馬のほうがおっとりタイプというのは事実です。金子真人オーナーは目を見てディープを選んだなんていうエピソードもありますが、基本は気性の悪そうな馬の選別程度に考えておくのがいいと思います。

○あご
たまにカエルみたいにホッペがフックラとした馬がいますよね?あれはあごの筋肉が発達していて強靭な証。フレンチデピュティの仔やグラスワンダーの仔はそういう仔が多いですが、あごが強いということは飼食いが良いということ。しっかり食べて成長を促すことができますし使い減りもしにくいでしょう。体調的に安定しやすい馬が多いです。逆に太りすぎて困ってしまう馬がいるぐらいです。あごが小さすぎると食が細くなりがちなのであまりよくないでしょう。

○鼻
ハナが長いほうがハナ差勝負に有利、なんてことはありませんが、鼻も見るひとは見るようです。馬は走行中、鼻から酸素を取り入れて呼吸します。鼻腔が大きいとそれだけ供給量が増え、肺活量も上がるというわけです。だから鼻腔が大きいに越したことはないということ。逆に兎のように細い鼻腔で鼻面の長い馬もいますがこういう馬は「兎顔」といわれて悪いとされています。

○耳
草食動物である馬は、物音に非常に敏感です。耳はそういった馬の心の動きを探るアンテナのようなもの。なにか気になることがあればそわそわして耳をいろいろな方向に立てて傾けますし、警戒すると伏せたりします。実際馬を見る際、耳をキョロキョロとさせて落ち着きのない馬は幼いか集中力がない馬です、写真撮影時にちゃんと手綱を引いている人間に向かって耳を立てて集中している馬は気性がしっかりしています。あとは走行中に直線で追われてからも耳を立てたまま走っている馬がたまにいます、あれは遊んで走っているか集中できていない証拠ですね。

○顔つき
「賢そうな顔をした馬は走る」とか「顔が大きい馬は走らない」とか、昔から良くいわれていますが、前述したようなことを総合的に判断してそういう傾向があるというだけのように思います。「鼻までかかる大流星がある馬は走らない」というジンクスを覆しダービー馬となったダイナガリバーのエピソードは有名ですが、顔にまつわる話は迷信的なものも多く、あまり信じすぎるのもどうかと思います。ただ綺麗な顔、賢そうな顔をした馬のほうが、なんとなく良く見えるのは事実ですし、個々の馬の顔の違いを楽しむ要素として知識をもっていれば十分だとおもいます。

首と同じく頭部も単独の大きさというより体全体の中でバランスが取れているかが重要です。首の振り子運動の重りになるわけですから、頭が大きすぎると走りのバランスに影響します。トータルバランスでみると大きすぎないぐらいがちょうどいいでしょう。

※この内容は編集途上です。今後、加筆修正しながら徐々に書き足していく予定です。
posted by 馬砂雪 at 21:14| Comment(1) | TrackBack(0) | パーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

外見と中身〜馬体と身体能力の関係〜

馬体派を否定する人の理由に「馬体だけみたところで、内臓面の強さ、心肺機能までは分からない」というのがあります。僕もだいたいその通りだと感じています(たまに腹袋の大きさで内臓がわかるという話も聞きますが実証データがないので個人的には半信半疑)。

では馬体だけ見ても意味がないかと言えば、そんなことはない。やはり馬体がいい馬というのはちゃんと存在しますし馬を判断する重要な要素だと思います。

でも、こうも考えます。馬の絶対能力を決めるのは血統を背景とした、内面の強さ=心肺能力、筋力など。馬体はあくまでその能力をどれだけ引き出せるかという要素であって、どんなに形が完璧に近い馬であっても元々の能力が低ければそれなりの活躍しか望めないということ。

つまり馬の最終的な能力を決めるのは、血統期待値から馬体による減点を差し引き、さらに精神力の要素(気性)を考慮したものとなるということです。血統期待値は良血であれば当然偏差値は高くなりますがやはり個体別で考えると確率論的、またそこで決まった能力を活かすも殺すも馬体と気性次第だということです。簡素化するためかなり強引な言い方になってますが大筋はこんな感じでとらえています。

現役時代は気性が悪く(あるいは馬体に欠陥があり)大成出来なかったが、種牡馬(繁殖牝馬)といて大成功したという例がよくあります。先ほどの話でいくと、こういった馬は元々の血統を背景とした絶対能力が非常に高かったにもかかわらず、その他の要素が与えるマイナス面が多すぎて、持てる能力を全く発揮できていなかったということです。種牡馬は血統だけでなく形や気性も仔に伝えますが、そこは確率論、相手次第でマイナス面を抑えこむことが出来れば産駒は素晴らしい活躍を見込めるわけです。

そういう風に考えると、馬体で馬の能力全てを計ろうとするのは無理だということになります。ただし、血統を考慮しつつ的確な馬体を判断することで「確率を最大限高める」ことには繋がるわけです。言い換えると「ハズレを引く確率を下げる」。血統による能力決定が確率論である以上、目で見て判断できる馬体という要素は馬を選ぶ際に非常に役に立つと思います。僕はこの仮定に基づいて馬の能力について考えるようにしています。
posted by 馬砂雪 at 00:37| Comment(1) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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