2007年02月07日


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首は見たまんま、頭から肩の付け根の部分までの部位を指します。首の良し悪しがフォーム、ひいては推進力に直結してくるので非常に重要な部分だったりします。

○長さ・太さ
首の長さや太さは馬によって千差万別。一般に長めの首のほうが可動域が大きくなり振り子の幅が広がるので、フットワークが大きくなります。逆に短い馬は可動域が狭く小刻みに首を振るようになり、フットワークのテンポ、回転が速くなります。そういう馬は前述の長めの馬より太くなりがちで、短距離に出やすく、長い馬は飛びが大きい中〜長距離向きといわれています。また、首の太い馬はダート向きのパワータイプになりやすく、パワフルな掻き込み(ダート適性)、瞬発力(短距離適性)を生む分、持久力に劣る傾向があるようです(筋肉量が多い分エネルギー消費が早い)。
芝の長めの距離を目指すなら、ある程度の長さがあって、あまり太すぎないぐらいがちょうど良いでしょう。逆に短距離やダートを目指すべき馬は、しっかりとした太さ・肉付きがあり、ある程度短めのがっしりした首が向いているでしょう。

○角度
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上記の内容とも関係してきますが、首の角度も重要です。立ち姿で首の角度が低い(首のラインと、水平ラインとの角度開きが小さい)馬は、大概長さも伴っており、走ると首を巧く使って沈み込むようなフットワークになる馬が多いです。こうすることにより頭を重心とした振り子運動が非常に大きく、推進力を生み、全身を効率よく使った走りになります。ナリタブライアンやナリタトップロードなどは非常に首が長く、そして首を巧く使った大きなストライドを生み出しました。
逆に、角度が高い馬は長さも短い馬が多く、頭の位置が高く可動域が狭めでピッチ走法になりがちです。馬によってはほとんど頭を下げない馬もおり、こういう馬は体重移動の推進力なしで肢の動きだけで走ることになるので、効率は悪いです。ただ、フットワークの回転数が上がることで、急加速が可能になったり、力のいる馬場で有利だったり、必ずしも悪いことだけではありません。頭が高く、フォームが悪い馬でも、キングヘイローやジャングルポケットのように活躍する馬もいます。一般に頭の高すぎる馬は走る効率が悪いということを知っておけば十分です。


これはあくまで一般的な傾向です。実際に馬を見るとき、首というパーツは全体のバランスを見る上でとても重要な部位に思います。ですから、当然首だけをみてもしようがなく、体全体のバランスのなかでどういう首の形・角度か、肩の角度とのバランスはどうか、そういう見方が重要になってきます。個人的にはキコウからスラリと伸びて、ゆったりとした適度な長さ・角度を持った馬は見ていて美しさを感じますので、バランスを見る際の最重要ポイントです。
また、静止写真で首が高い馬は、やはり走る際にも頭が高くなる傾向にありますが、一概にそうとも言い切れません。パドックなどで周回する際の首の動きをみたほうが、より確実に首使いの良し悪しがはっきりとわかるはずです。

※この内容は編集途上です。今後、加筆修正しながら徐々に書き足していく予定です。


posted by 馬砂雪 at 20:09| Comment(1) | TrackBack(0) | パーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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