2006年11月27日

重戦車ハロースピード、マイルが合う/阪神JF 馬体チェック

今週は牝馬の2歳GI、阪神ジュベナイルフィリーズです。さあ、ここが馬体ブログの腕の見せ所、というのものちのち書こうと思っていますが、「2歳馬は馬体評価が馬券に直結しやすい」という考えがあるからです。だからこそ、今回はそのまま予想につなげていきたいです。


競馬ブックPHOTOパドック
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<参考レース 馬体写真>
函館2歳S
新潟2歳S・小倉2歳S
ファンタジーS


アストンマーチャン
小倉の頃ははっきりいってそれほど目立つ馬ではなかったが、トモのボリューム感はあった。ファンタジーSでは筋肉が締まって深い胸としっかりしたトモが印象的、腹袋もたっぷりでドッシリ見えた。そして今回、相変わらずほどよい締まりとトモの張りをキープして四肢もしっかりと踏みしめておりバランスも完璧。現状の完成度文句なし。

イクスキューズ
デビュー当時から全体的に良く締まっていて完成度が高い馬体という印象の馬。腹のラインがやや切り上がり気味で前走時より細くなった印象があるのはマイナスだが、前後のバランスや首・肩・トモの角度、全体的なまとまりはやはり良くもう既に完成品といった印象。今後はともかくここでは力出せるデキか。

ウオッカ
タニノギムレット産駒と言われて納得の馬体、寝肩の印象、トモ周りの肉の付きかた、腹の形など父にそっくり。骨量・ボリュームともにあり全体的にゆるさを残すも将来性は高い。父同様回転の速いフットワークが繰り出せそう。

クラウンプリンセス
元々細身のスペシャルウィークらしい馬だったが、ずっと使い詰めできて今回も相変わらず線の細さが目立つ。使われてきた経験こそあるが、上積みはあまり期待できないし、そもそもひ弱な印象。馬体で推せる要素はほとんどない。

ジーニアス
冬毛が出て毛づやは悪いが馬体の形そのものはなかなか。ただ、まだまだ成長途上といった印象で緩さもありいきなりは買いづらい。ダンスらしい緩さをもっている、いい意味でも悪い意味でも。だからここではまだ早い。

ハギノルチェーレ
クラウンプリンセスと同じく、線が細くて貧弱な印象。背中に力がなくトモが弱い。まだ頼りない。

ハロースピード
パドックでの歩様が堅いが、実戦だと信じられないぐらいしなやかで大きなストライドを繰り出す馬。一見して重戦車といった印象のボリュームある逞しい馬体で、とてもこの時期の牝馬とは思えない体つき。繋ぎがやや立ち加減なのを除けば、まるでタイキシャトルのような強いマイラーの形そのもので前走時よりさらにパワーアップした印象。強い。

ピンクカメオ
ブラックホークの半妹でフレンチデピュティ産駒、厚い胸板とボリュームたっぷりの筋肉、そして大きなトモが目を引く好馬体。フレンチらしい堅い部分があまりなくて、全体的に柔らかさ・弾力を感じさせる馬体・フットワーク。まだ緩いところが残っているがそれでも素質を感じさせる体つきでこれから大物に育つ気配がある。ここでも足りる。

マイネルーチェ
クラウンプリセンスよりはマシだがやはりスペシャル産駒らしく線が細く映る。ただ、胴周りは幅があり胴長でもバランス良く見え、まとまりがいい。新潟2歳S時よりトモがしっかりしてメリハリが出ているのは好材料、成長が伺える。

ルミナスハーバー
好時計で連勝中のアグネスタキオン産駒。胴が細く、トモもやや貧弱だが、肩口の筋肉の発達はさすがタキオン。キ甲周りや首が兄のヒシアトラスとよく似ている。肩の角度や頭の高さ、体型的には短距離向きのスピードタイプで直線が伸びた阪神でどうか?といった印象。仕上がり状態は良く、力は出せる。


なかなかおもしろそうな馬が揃いました。中でもイチオシはハロースピード、マイルにピッタリの体型、牝馬と思えぬ逞しさでファンタジーのリベンジに期待。あとは現状の完成度でアストンマーチャンイクスキューズが一歩リード。素質なら引けをとらないピンクカメオウオッカまでか。
posted by 馬砂雪 at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬体チェック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月22日

3歳馬に確かな成長の兆し/ジャパンC馬体チェック

昨日のダートの引き続き、今日は芝のほうをチェック。

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コスモバルク
シルエットに大きな変化は見られず、太め感はなし。まずます締まっている状態。ただ、絶好調の時と比べると心なしか張りが物足りないように映ります。無駄なところがなくてすっきり見えますが、もう少し覇気があったほうがバルクらしいとも言える。

ディープインパクト
相変わらずまとまっており、コンパクトかつバランスの良い馬体。宝塚当時と比較するとやや全体的にしぼみがちに映りますが、筋肉自体はしっかりと張り・ボリュームを保っており調教の動きを合わせても、十分力を発揮できるデキ。問題なし。

ドリームパスポート
線が細くて頼りない馬体の馬だったが、秋になってトモの大きさ、肩周りの筋肉の発達が顕著になりやっと体がついてきた印象。今回もアバラのあたりは若干薄いがトモ・肩はますます逞しくなって張りもありはち切れそうな質感。絶好調。

ハーツクライ
洗い立ての写真で少々見づらいが一応のデキは保っている。ただ、去年の同時期、絶好調の時期と比べると筋肉の張りの点でわずかに足りない感じがする。あの時が馬体のピークだったこともありしょうがないとも言えるが、状態としては使った方が上向きそうな感触がある。ただ、心配される太め感はなく腹回りも絞れて仕上がっているのは好材料。

メイショウサムソン
さすがオペラハウス産駒の成長力は大したもの、まだ成長途上な馬体の印象だったが菊花賞時とくらべても一回り大きくなった。一見した立ち姿も、体に伸びが出て窮屈さが解消されてきている。トモの筋肉も立派で明らかにバランスが良くなった。調教でもビシビシやられているが、まだまだ成長する可能性を秘めた二冠馬、なめていると痛い目に遭いそう。


古馬勢は概ね変化無し、ハーツクライが中間ノド鳴りやら体重増やらでいろいろ不安をかき立てられることを言われていますが、写真を見る限り仕上がりはまずまず問題なさそう。ディープもしかり。それより3歳馬2頭はともに成長途上と見ていたので今回も前走時より明らかに上向いており、強い古馬相手にどこまで食い下がれるかちょっと注目してみたくなりました。というわけで、注目はドリームパスポートメイショウサムソンの2頭。
posted by 馬砂雪 at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬体チェック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月21日

リシャールさらに馬体上昇/JCダート馬体チェック

今週はジャパンカップ・ジャパンカップダートの2つのGIがあるので2日に分けて見ていきましょう。

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アロンダイト
失礼ですが、どなた様ですか?ってマジでこんな馬がいることを知りませんでした(普段あんまり見てないのばれちゃうな…)。でもギャロップなんか見ても結構印ついてて人気しそうな上がり馬です。馬格があって、張りもあり腹袋も力強くパワータイプのミスプロですねぇ。なかなか素晴らしいです。ただ、初めて見る馬なので状態の比較はできません。腹がボテって映るのは血統的な特徴なので気にしなくて良いでしょう。かなり状態が良さそうに見え、素質も高そうな馬です。

シーキングザダイヤ
立ち姿に迫力があり、四肢がしっかりしている。トモも一回り大きくなってここにきての成長が伺えます。仕上がり良く、力を出せる状態。

タイムパラドックス
さすがに歴戦の勇、大きな変化はなく安定。鍛え抜かれた馬体は無駄なところがなく、絶妙のバランスで立ち姿も堂々としたものです。8歳になってもそこまで急速に衰えを見せず、良い状態をキープできています。

ハードクリスタル
毛づやは良く、張りもまずまず上々。ただ、トモがひ弱に映るところがあり、あまり力強さは感じない。全体的に締まっていて仕上がりはいい。

フサイチリシャール
この秋2度使われて、明らかに馬体に変化が出た。トモの張りボリュームは最高潮で、肩口から胸前にかけての筋肉も膨れあがって体型が変わって見えるほど、体全体を大きくみせ筋肉量も増加。昔の華奢なイメージとは完全にかけ離れた、どうみてもマッチョです。ほんと(ry
前走は明らかに初ダートで展開的な不利も災いしたので、混戦の今回なら巻き返すだけのポテンシャルは十分に秘めていると感じます。

メイショウバトラー
ある程度体型的なものもあるが、腹がボッテリして明らかに太い。ただ、牝馬とは思えないトモの大きさと張りは特筆もの。顔から闘争心のカケラも感じないし、毛づやもイマイチでどうもピリッとしない、臨戦態勢は整っているのか?


芝のほうもそうですが、さすがにこの時期の古馬GIともなれば、各陣営しっかり仕上げてきているので抜かりなく、個体の特徴以外論じることがなくなりがちになってしまいます。そんな中、前走時とくらべて大きく変化が見て取れるのがフサイチリシャール。この馬を馬体からの注目馬として挙げておきます。
posted by 馬砂雪 at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬体チェック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月13日

飛節(ひせつ)


s11.jpghisetsu01.jpg

飛節とは後肢の脛と管の間にある関節、人間でいうとろこの「かかと」にあたる部分。トモの筋力を蹴る力に変えて推進力を生み出す重要な箇所です。

○形・大きさ
飛節の形の良し悪しは・・・自分でもまだよくわかりません(汗)。ただ、骨が小さいというのは論外ですね。やはりある程度大きくて力強いものが良いです。あと下の角度にも繋がりますが、つくりが柔軟な印象の飛節が望ましいですね、ここの動きの滑らかさが馬の蹴りを決定するわけですから。

○角度
飛節の部分は大体少し「くの字」型に曲がっています。脛と管との角度が直角に近い角度で深く折れている馬のことを曲飛、逆にほぼまっすぐになっている馬を直飛といいます。直飛の馬は蹴り脚がまっすぐに伸びてしまうため弾力に優れず、硬い捌きになりがちです。ダート・短距離色が濃くなってきます。逆に曲飛気味の場合、芝での弾性はいいのですが、あまり極端だと前脚とつかえてしまい、蹄同士をぶつけて怪我をしたり、結果として踏み込みが小さくなったりします。よって、曲飛でも直飛でもない標準的な角度で、トモからの力を無駄なく推進力に転化させるような角度が望ましいわけです。

ただし、一般的な立ち写真のポーズをとらせるときには、左後脚を引いて構えるため、まっすぐに立ったときの状態を計算して判断する必要があります。そのため、単純に手前側の脚の角度だけ見るのではなく、奥に移る右後脚の角度や、飛節〜繋ぎのラインを全体的に見て、曲飛、直飛、標準を判断する必要があります。いまだにこの見極めは難しいです・・・、動いている姿を見れば大体判別できるのですが。

※この内容は編集途上です。今後、加筆修正しながら徐々に書き足していく予定です。
posted by 馬砂雪 at 17:06| Comment(0) | TrackBack(0) | パーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

蹄(ひづめ)


s10.jpghizume01.jpg

馬が走る際、直接地面と接する部分。繊細な部位です。

○色・艶
蹄の色や艶は、馬の健康状態を表すとも言われています。黒光りするような綺麗な艶の蹄は良いでしょう。逆に蹄の色が冴えなかったり、非常に悪い場合は問題があるかもしれません。ただ、これは泥などによる汚れ加減やそのときの馬の状態によってもずいぶん差があるので、これだけの要素で一概に決め付ける必要はありません。あと、これは昔からいわれていますが、「白い蹄は弱い」そうです。実際のところどうなのかは正直わかりません。ただの迷信だという声もきかれます。

○形
この形は良く走る、なんてものはあまりないです。形の良し悪しは諸説ありますが、個人的にはそれぞれの脚に合った形というものがあるので、蹄の形だけで走る・走らないを語るのはナンセンスだと思います。大きい蹄より小さい蹄の馬のほうが重馬場を苦にしないなんていわれますがあれも、馬場状態によるので一概に言えません。ただ、左右の蹄の形や大きさが同じであるということは重要です。これが違うと歩様のバランスが崩れますのでまともに走れませんし、故障します。横からの写真だけではわかりにくいので出来れば前後からの写真をみたり実馬をみて判断しましょう。

○繋ぎとの角度(破折具合)
繋ぎのラインと蹄の付け根から先端までのラインがどういった角度で交わっているか、理想はまっすぐです。ここの角度に差がありすぎて、蹄のほうが繋ぎより地面に垂直に近くなっている状態を破折といいますが、こういった馬は脚への衝撃がまっすぐに受け止められないので、故障の元です。程度にも寄りますがあんまりひどいようだと故障率が高くなります。逆にきっちりまっすぐという馬もなかなかいないのですが、そういった馬は経験上、よく走ります。

○減り具合
一般には、「蹄の減りが早い馬は良く走る」なんていいますが、2歳馬を見るときに重要なのは減りすぎていない蹄であること。蹄が減りすぎると蹄鉄が打てなくなりますから(ディープインパクトみたいにみんなが新エクイロックス使えるわけじゃありませんから)、調教を進める上で支障が出てきます。蹄自体に充分な厚みがあり特に後ろの部分が減りすぎていないかをチェックしましょう。それと関係して、2歳馬を見るときに前脚の蹄鉄を履いているか履いていないかを見てください。蹄鉄を履いている馬はすでに調教ステージが進んでいる馬だということがいえます。牧場によって方針が違うので絶対評価はできませんが、同じ牧場内でなら履いている馬のほうが育成が進んでいるとみるべきでしょう。

※この内容は編集途上です。今後、加筆修正しながら徐々に書き足していく予定です。
posted by 馬砂雪 at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | パーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

繋ぎ(つなぎ)


s09.jpgtsunagi01.jpg

繋ぎとは馬の蹄から球節の間の部分を指します。この部分、特に前脚の繋ぎは馬が走る際に、脚への衝撃を吸収するクッションの役割を果たすので非常に重要なパーツです。また、後脚の繋ぎは前脚ほどは重要視されませんが、トモの蹴りをダイレクトに地面に伝える上で、その形や角度も大きく影響してきます。

○角度
特に前脚の繋ぎを見るときに気にするところはまず、その角度と長さです。管骨の延長線と繋ぎの角度の開きが小さく、地面に対して垂直に近い状態を「立っている」、延長線と繋ぎの角度の開きが大きく、地面との平行に近い状態を「寝ている」と表現します。立った繋ぎは着地の衝撃を充分にクッションできずに受け止めますので、脚にかかる負担が大きいと言われています。よって、馬場の固い芝だと充分に力を発揮しきれないことが多く、最悪の場合故障してしまいます。ダートでは芝ほど脚に負担が掛かりませんし、むしろ立った繋ぎのほうが深い砂をよく捕らえるので向いているといわれています。

(また、繋ぎが立っている馬ほど一完歩の回転は速くなるので(逆に馬体は窮屈なります)、短距離に適性が出てきます。)

それに対して、寝た繋ぎは充分にクッションがきいて芝での瞬発力を生み出す原動力になりますし、前肢のフォームも窮屈にならないので中長距離への適性が生まれます。ただし寝すぎた繋ぎは前脚の蹴りがしっかり地面を噛まずに推進力が逃げてしまいますし、衝撃吸収の際には球節部分が地面とスレて痛めてしまうこともありますので、適度に寝ているのが理想です。

簡単に言うと、繋ぎが立っている馬はダート・短距離向き、繋ぎが寝ている馬は芝・中長距離向きということです。


○長さ・太さ
また、角度と同じく、繋ぎの長さや太さも重要です。繋ぎが短い馬はやはりクッション性が弱く故障しやすいといわれています。また走りが窮屈になる分やはり短距離に出やすい傾向にあります。長すぎる繋ぎも考え物ですが、やはり芝で中距離以上を目指すのであればある程度の繋ぎの長さは必要になってきます。さらに、細すぎる繋ぎも故障の元ですから、適度に太さがあるということも大切です。


上記はあくまで傾向ですので、必ずしもそうなるわけではありません。現実に、短く立った繋ぎでも芝でそこそこ活躍する馬もいますし、重賞クラスまで行く馬も中にはいます。ただ、そういった馬はやはり少数、現実にダービーやオークスを勝つ馬の繋ぎは例外なく長さが充分で角度も適度です。また、血の力である程度の活躍をしても、繋ぎに欠陥があったために故障してしまうというようなケースは多々あり、POGや一口で馬を選ぶ際には最も重視すべきチェックポイントの一つでしょう。

※この内容は編集途上です。今後、加筆修正しながら徐々に書き足していく予定です。
posted by 馬砂雪 at 17:03| Comment(1) | TrackBack(0) | パーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月07日

カワカミさらに上昇/秋華賞 馬体チェック

せっかくですので、こちらのブログに移ってはじめてですがGIの馬体チェックというやつをやってみたいと思います。
めんどくさいので以前のように各馬へのリンクも付けません。あと、さらにめんどくさいのが競馬ブックPHOTOパドックのサイトが、バックナンバーに移動する時アドレスを変えてしまうこと。だから、過去の分を振り返って見たいときにはいちいちアドレスを修正しなくちゃならない。だから、あらかじめバックナンバー用のアドレスも付けておきます。

後日触れることになりますが、最近の僕の考えではこのGIPHOTOパドックのチェックというものもどれだけ意味があるのかかなり疑問に思っています。ですので、各馬の前走からの変化を基準に、力が出せる状態かどうかというのをメインでチェックしていきたいと思います。

競馬ブックPHOTOパドック
http://keibado.cplaza.ne.jp/keibabook/itw/index.html
http://keibado.cplaza.ne.jp/keibabook/061113/index.html(翌週以降のアドレス)

アサヒライジング
秋華賞当時は多少腹回りに余裕があり、全体にももうひとつ締まりに欠けたが、今回は無駄なところがなく万全。張りも顕著で特にハラの力強さ、トモ周辺のメリハリ、肩の筋肉の発達どれをとっても上質。春先の重苦しさが解消されて洗練されつつある。

アドマイヤキッス
前走と比べると全体的に丸みがでて、いい感じでフックラした印象。そこまで大きな変化もなく、形も相変わらずだが秋華賞時のトゲトゲ感よりはマシか。

ウイングレット
前後のバランスが良く、締まって非常に良い状態。休み明けを叩かれて確実に上昇気配。張りも素晴らしく、仕上がりも万全でこの馬の力は出せる。

カワカミプリンセス
どうも立ち写真では垢抜けない馬だったが、前走のパドックは張り・ボリュームで他を圧倒する迫力。ここにきて一気に風格が出た印象。今回の写真でも今までにないボリューム感を出し張り、艶、立ちのフォームも含めて全てが大人びてきている(気のせいか?)。叩かれ確実に上昇。

キストゥヘヴン
春先は線の細さが目に付いたがオークス・セントライトあたりではだいぶ成長してフックラみせた。でも結局結果が伴わないところをみるとそれほど見た目の太さは関係ないのかもしれない。今回は前走時よりすこし締まり、それでも腹袋のカーブには丸みが出て実が入った印象がある。上昇微妙も力は出せるデキ。

サンレイジャスパー
はっきりいってこのメンバーに入ると貧弱な印象がぬぐえない。前走時の写真がないので比較ができないが、トモが小さく、腹も牧上がり気味で馬体全体から迫力や力強さが感じられない。ただ、血統からも分かるようにパワーより切れ・スピードで勝負するタイプ、軽いスピード決着になれば台頭も可能か?

シェルズレイ
春はどうも幼い馬体をもてあましてきたが、ここ最近は非常に逞しくなりクロフネ産駒の成長力を伺わせる。オークスあたりから馬体は急激にボリュームを増し、牝馬らしからぬ逞しさと均整のとれた前後のバランスが絶妙。好状態キープ。

スイープトウショウ
天皇賞ではマイナス12キロとずいぶん体重を減らしたが、実際線の細さは全く感じなかった。今回は前走時と目立った変化はなく相変わらず張りの良い好馬体をキープしている。迫力・張り・艶どれをとっても一級品で全く抜かりなし。

ディアデラノビア
胸の深さとトモの大きさのバランスが不格好なほどあからさまな逆三角形を描いていた以前の印象とは少し変わり、全体的にバランスが良くなった。バランス感の良さと肌つや、張りの良さはこの厩舎の特徴でもある。線が細くなってほしくない馬だが、腹回りに一定の肉を残し好状態。やっと完成された感がある、要注目の一頭。

フサイチパンドラ
写真が悪くて比較しにくい(笑)。まぁそれだけ気性的にまだまだ幼いわけですが・・・。見た感じ、毛づやや馬体の張り・形に大きな変化はなく秋華賞時と比べて差はない。この馬の場合、もともと素材は超一級だったので、レースで結果がでるかどうかは気性面の問題が大きい。今回もその気まぐれに掛かっているか。

ヤマニンシュクル
古馬牝馬の代表選手、完成された馬体とおちついた気性、大きな変化はないけれど、さすがと思わせる大人の女。張りは良いし状態はここ最高に仕上げてきた感がある。若い力の台頭にやや印象薄くなりがちだが、仕上げに抜かりなく決して侮れない。

個人的には、スイープトウショウとカワカミプリンセスの一騎打ちかなという感じですが、状態の良さなどから判断するとディアデラノビア・アサヒライジング・ウイングレットあたりはマークが必要だと思います。
posted by 馬砂雪 at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬体チェック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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