2007年05月21日

ホウオー、オーラ、共に万全/日本ダービー馬体チェック

オークスは敢えてここで取り上げなかったローブデコルテが勝つというとんでもない失態・・・。でも気にしなーい、そういうこともあるさ。

今週はいよいよ日本ダービー。3歳の頂点にたどり着くにふさわしいメンバーが揃ったと思います。全部みていきましょう。

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<参考>
皐月賞
桜花賞

フサイチホウオー
はっきりいって皐月賞から大きな変化はないが、相変わらず迫力のある馬体を維持している。父ジャングルポケット譲りの大きな力強いトモは健在、背中が垂れているのも父ゆずりだが許容範囲。腹袋のラインが立派すぎるきらいがあるが以前からほとんど変わらないこの体型は生まれつきのものだろう、筋肉は立派でも全体的には体の長さを感じる作りで肩の角度も秀逸、長い距離への適性は抜群とみていい。コーナリングと手前替えに課題があるだけに広い東京コースできちんと走れば自ずと結果はついてくる。

アドマイヤオーラ
正直皐月賞からの上昇という意味で言ったらこの馬が一番かもしれない。皐月のころはまだ幼さと頼りなさのある馬体だったが、ここに来て肩周りの肉付きが立派になり、腹周りもボリュームが出て全体のバランスが非常に良くなった。この厩舎にしては珍しく毛づや良く見せて張り、質感とも最高潮。立ち姿にも力があって絶好の雰囲気。大きく発達したトモと飛節からは強力な瞬発力を生み出せることが想像できる。ややマイラー体型に近いが肩の角度などから長い距離も対応できるように思える。認めたくないが(爆)、素晴らしいデキ。

ヴィクトリー
日当たりの関係で毛づやはイマイチだが、全体のバランスはそう変わっておらず、相変わらずガッシリした体格の馬。ボリュームあふれる筋肉と堅い脚さばき、柔軟な繋ぎのアンバランスは見事(笑)。ちょっと萎んだようにも見えるが一応前走の状態をキープか。この馬の場合は精神面と堅い捌きが距離延長でマイナスに働くかどうか、それが全て。馬体もだが直前の追い切り内容から判断すべき。

ウオッカ
牝馬にしてはパーツが大きく、骨格がガッシリしている馬。その分体つきにまだ若干の緩さを残しているが才能の高さは証明済み。グイっと長く下がった首、かなりの寝肩、発達した肩口の筋肉、しっかりした腹袋、形の良いトモ、柔軟な繋ぎ、牝馬ばなれしたそれらの特徴が長い距離への適性を示している。むしろ父タニノギムレットよりこの距離は合っているかもしれない。萎んだ印象はなくあとは牡馬との力関係だけ。

サンツェッペリン
以前見た印象はかなり堅いと感じたが、ここにきて全体的な伸びやかさが出てきてある程度距離に融通が利くかなという風にも見える。筋肉の発達と体の張りが顕著で毛づやもよく迫力がある。非常に状態面がよく見え、短距離血統ではあるが十分ここでも通用する気配を感じる。

タスカータソルテ
父の産駒にしてはバランスがとれていてスラッとした好馬体。逆にまとまりすぎていてボリュームや迫力に欠ける印象だが、長い距離への適性という意味では丁度良い。以前よりも絞り込んで無駄肉をそぎ落とした感じで、厩舎がこの距離への仕上げを施したのが伺える。距離適性はメンバー中随一といっていいかもしれない。

ゴールデンダリア
初めて見るが一見してフジキセキ産駒らしい中距離適性が高そうな体つき。毛色や顔の流星、骨量の印象はむしろ母父ノーザンテーストが出てるか。筋肉質でやや肩も立ち気味、距離が長い可能性もあるが全体的に非常に力強くバランスもいい。このメンバーに入っても見劣りしない。

トーセンマーチ
1勝の身でいきなり青葉賞2着、ダービーの権利をもぎ取った馬。フレンチらしくガッシリした骨格にボリュームのある肉付き、ピカピカの毛づやとバランスの良い体、繋ぎもこの父にしては適度な角度で芝でも十分やれる。キャリアや実績は劣るが決して見劣りしない馬。

フライングアップル
さすがの藤沢厩舎、体調管理の上手さは折り紙付きで2歳時から常に安定して完成度の高い馬体をみせている。今回も大きな上積みこそないが上質な筋肉と立派な立ち姿からは気品を感じる。以前からいっているように体型は明らかにマイラーだが気性の良さと完成度の高さである程度までなら距離ももつ。ただし地力勝負では上位馬との差が逆にはっきり現れるかも知れない。中山→東京替わりもあまりいい要素とは言えない。

ヒラボクロイヤル
父タニノギムレットの体格に近く手脚が短くて背中の短いマイラー体型。筋肉の発達に乏しく全体の張りが物足りない。また腹袋のラインはやや余裕がありすぎて全体的なバランスもイマイチ。まだまだ緩さを残していて成長途上。

フィニステール
ダンスにしては手脚が短く胴も短い。角度のバランスはそこそこ、形もいいが個々のパーツの迫力に欠ける印象。素質は高いがもう少し力強さがほしい。

<まとめ>
皐月賞からの大きな変化がないものの、やはりフサイチホウオー最上位ととりたい。距離が持たないだろうと侮っていたアドマイヤオーラもあの馬体を見せられては評価せざるをえない。サンツェッペリンはデキ上々、タスカータソルテはこの距離で上昇。ウオッカは正直牡馬相手では足りないかもと見てるが、馬体の作りは長距離向きです。
posted by 馬砂雪 at 22:42| Comment(45) | TrackBack(8) | 馬体チェック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月17日

カタマチボタン急浮上/オークス馬体チェック

いまさらながら、オークスの馬体チェックを書こうと思っていたら、ダイワスカーレットが回避という、非常にショッキングなニュースが・・・。おそらくは1番人気の推されたでしょう馬の直前回避で、オークスはいきなり混戦ムードとなりました。うーん、距離に不安があったとはいえ、あれだけ惚れ込んだ馬の回避は複雑な思いです・・・

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<参考>
桜花賞

カタマチボタン
桜花賞からの短い期間でびっくりするぐらいの成長をとげたのがこの馬。以前は線が細く多少頼りない部分があったが、トモに肉が付き前後のバランスがとれた。もともと前駆は非常に発達していたが、体全体に一本筋が通ったように姿勢にも力を感じる。体型的にもオークス向きで馬体だけなら文句なく本命。

ザレマ
雄大な馬体に長い手足、筋肉質な上体、牝馬離れした非常に見栄えのする馬。ここに来て体の締まりがよくなり仕上がりに抜かりなし。カタマチボタンほどではないが、この馬も牝馬にしては長距離適正の高そうな体型でダンス産駒独特の緩さも解消されて垢抜けているのが好感触。力強い。

ベッラレイア
ダイワの回避により、おそらくは1番人気に推されるであろう同馬。あまり馬体は見栄えするタイプではなく、今回もそれほど良くは見えない。牝馬らしい丸みと柔らかい関節、全体の収縮のよさがバネにつながっている。父同様軽いフットワークが武器だけに良馬場歓迎。まだ成長の余地がある馬体ではあるが、当日張りがあれば問題ない。

ハロースピード
相変わらずコンパクトにまとまった馬体で、筋肉も立派、バランスもよくさすがの好馬体。大飛びではあるものの体型的にはやはりマイルがベストと思わせる。現状の出来、馬自体の能力に不満はないが、この舞台は不向きかもしれない。

ピンクカメオ
前走はまさかの大波乱の立役者。馬体のスケールは相変わらずいまいちで、前駆の発達、トモの大きさ張り、腹袋のボリュームはさすがと思わせるが、小ぢんまりとしていて全体にやや窮屈なつくり。オークス向きではない。

ミンティエアー
非常にまとまりがよく、また体型のバランスが良いので一見してセンスを感じる。肩にくらべてトモの肉づきが甘く、腹回りがやや寂しいなど、全体的にボリュームがほしいところではあるが、現状はこれで精一杯か。一瞬の切れ味勝負ならあるいは。今回はともかく今後の成長に期待したい一頭。

ラブカーナ
一瞬おっと思わせるほど張りのいい馬体。肩まわり、トモががっしりしていてたくましい。体型も明らかにオークス向きで胴回りも太くスタミナがありそう。血統的にもまったく人気になりそうもないが、伏兵として一考の価値あり。

馬体ではここにきて完成度が一気に高まった、ダンス産駒の2頭カタマチボタン、ザレマが最上位。ついで状態維持のベッラレイア、大穴ラブカーナといったところ。ピンカメ、ハローは距離疑問で、ミンティは体が寂しいか。


<おまけ>

ダイワスカーレット
桜花賞時は冬毛すらあったが完全にスカッとして、牝馬としては究極ともいえるぐらいの極限の仕上げ。筋肉の鎧が何重にも纏われ、無駄な脂肪は一切なく立ち姿は力強い。肩の角度が立ち気味で本質的にはマイルがベストだが、ここまで絞り込んで、パーフェクトな体を効率よく回転させればオークスの舞台でも十分やれる。いや、やれなきゃおかしい。これまで見てきた牝馬のなかではまさに最高クラスの一頭。

それだけに、オークスでの活躍見たかったなぁ・・・。ウオッカもダービーに矛先をかえてしまい桜花賞での2強がいなくなって寂しくなってしまいました。
posted by 馬砂雪 at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬体チェック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月07日

POGにおける相馬

最近サボりがちだったので、久しぶりに馬体コラムの更新を。今回は旬なネタということでPOGをテーマに馬体についての考察(というか持論)を展開してみたいと思います。これからドラフトに向けて本格的に馬体を見る機会が多いと思われますので、一緒になって考えてみて下さい。


まず、大前提としてPOG的な相馬術は、その馬の一生を通して、稼いでくれる馬を探し出す調教師や馬主、あるいは一口出資者にとって必要な相馬術とは、基本的に異なるということがいえます。それはPOGというものが「期間限定」の短期決戦であること、数頭選んでそのうち一頭でも大物が出れば勝ち組になる率が高いゲームであること、また、どんな高額馬でも指名できる(選択制限がない)ことから、根本的に選ぶべき馬の方針が違うという理由があるからです。

POGにおける相馬の基本スタンスは

・早熟馬>晩成馬
・短距離馬>長距離馬
・芝馬>ダート馬


ということになります。

最初の項目は早熟というか、初期の時点で完成度の高い馬を指名したほうが早い内に稼げるというのは当然のことですね。一般的なPOG期間(6月〜翌年ダービーまで)なんてものは多くの馬にとっては長い競走馬生活のほんの短い期間であるわけで、総合的な効率を考えると、最も重視すべきファクターでしょう。ただし、全ての馬を完全早熟傾向で固めるのはバランスが悪いのでかえってリスキーです。迷ったら完成度の高いほうを選ぶという程度の認識でいいと思います。具体的には「キ甲の抜け具合」、「トモの筋肉の発達」、「全体の緩さ」を見ながら他馬と比べて成長度合いが早い馬を選ぶと良いでしょう。

2番目の項目「短距離馬>長距離馬」は上記同様あくまで傾向の話で、みんな狙ってるのはやはりクラシックディスタンスで強い馬。でも2歳の6月からスタートする新馬戦、それから3歳クラシックまでの間にあるレースの大半が2000m以下の短〜マイルレースだということを考えると、迷った時は着実に稼げるスピードタイプの馬をより重視すべきです。ただし、最初から短距離のスペシャリストを狙う必要はなく、むしろ極端に長距離傾向の馬を避けるという考え方でいいと思います。適度な長さの手脚と首、胴、全体のバランスがとれていて、いわゆる「マイラー型」といわれる体型を基準とし、それに近い馬を選ぶようにすれば自然とアベレージは高くなります。

最後の項目は、日本で競馬をする限り、賞金面を考えれば当然のこと。POG期間内のダート重賞は地方交流レース以外なく、OP特別すら数えるほどしかないのが現状。さらにいうと、ライバルは多いのに当たりを掴みにくい傾向にあるので、「芝がダメでもダートで保険がきく」といった馬ならまだしも、最初からダートでの活躍を期待してダート馬を選ぶのはナンセンスでしょう。今後レース体系が変化する可能性はありますが現時点ではダート狙いは得策とはいえません。血統と照らし合わせながら、極端に繋ぎの立った馬、堅い馬、前駆や首の筋肉が異様に発達している馬、これらは芝に適さない、もしくは芝で走ると故障しやすい馬の可能性が高いので極力避けた方がよいでしょう。ただし、フレンチデピュティやブライアンズタイムの仔はそういう特徴を持ちながらも芝のGI級がちょこちょこ出るので要注意。


また、ゲームの性質上、1勝馬を3頭持つよりも重賞勝ち馬を1頭持ったほうがポイント効率は高いので、地味に勝ち上がってくれそうな凡血統の好馬体をとるより、はずれてもいいから一発が大きい良血社台系そこそこ馬体を獲ったほうが、ゲームとしては勝つ可能性が上がります。まぁ馬体派としてはあんまり認めたくない事実ですがね・・・。さらに言うと、馬体に多少の欠陥があっても、いわゆる「血の力」というやつで結構走ってしまう馬はたくさんいます。特にPOGは短期決戦、極端な話、繋ぎが非常に堅く立った芝馬で、良血だったとして、デビューから2歳重賞までポンポンと3連勝ぐらいしたあとに、骨折してしまったとしても、POG的には「成功」の部類に入ってしまうわけです。もちろん最初からそれを狙う必要はありませんが、ゲームの性質を考えると、馬体にしろ血統にしろ「どこで見切りをつけるか」が重要なんだと思います。

とはいっても、ほんとにいいと思ったらどんなに地味な血統でも指名すべきですし、逆にどんな良血馬でもダメだと思ったらとらなきゃいいってことです。POGは人それぞれの選び方があり、それを楽しんでこそゲームなわけで、あんまりガチガチにルールを決めて選ぶぐらいなら自分の好みを突き詰めながら馬の選択を楽しめればいいと思います。

機会があればドラフト前にこっそり今年の注目馬を挙げてみようかな・・・
posted by 馬砂雪 at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月10日

素質馬そろい混戦模様?/皐月賞馬体チェック

先週の桜花賞に続いて、今週は牡馬のクラシック第一弾皐月賞です。桜花賞は3強と言われていましたが、皐月賞は混戦模様という下馬評。一応フサイチホウオー、アドマイヤオーラが一歩リードですがその他にも有力馬、タレント揃いで混戦模様と言われています。馬体でみても素質馬が多く、なかなか絞れないので非常に長いですが、全頭みていくことにしました。どうぞおつきあい下さい。

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<参考>
スプリングS
弥生賞
きさらぎ賞
共同通信杯
06朝日杯FS

アサクサキングス
前後のバランスが良く、非常に均整がとれた理想的な体つきの馬。手脚の長さや首・胴・背中の長さが絶妙でコンパクトにまとまっている。迫力や威圧感はそれほどなくスケールを感じるタイプではないが質の良い筋肉がついて状態が安定しているのが好感持てる。形の良さは母父サンデー譲りか。前走時より若干ボリュームが増してこの馬の力は出せる。

アドマイヤオーラ
肌艶の良さや筋肉の付き方、骨格の良さは兄のアドマイヤジャパンとよく似ている。首がやや太く短めで脚が長く、繋ぎがやや立ち気味だがトモの筋肉の盛り上がり方が良く、後肢の印象がいかにも瞬発力を感じさせる。胴はやや詰まり気味で肩や首の角度、全体のバランスはマイラー寄りで距離は2000ぐらいまでがいい。前走時より胸前が発達して全体にも締まりが出た。やや窮屈で、幼い印象も残るが素質は高い。完成はもう少し先か。

ヴィクトリー
見るからにボリュームのある筋肉が前後につき、迫力のある馬体、トニービンらしさは骨格にやや見えるがどちらかというとブライアンズタイムの特徴が表に出ている。首が太いのと、爪が破折気味なのはいただけないし、正直これでもまだ余裕残しの体に映るのは不満だが、威圧感はメンバー中最上位。毛づやも非常に良く馬に力がみなぎっている。距離も融通が利きそうで気性面さえ改善されれば非常に強力な一頭になりうる。

エーシンピーシー
スラリと伸びた長い手脚と頭の高い立ち姿、一見華奢にも映るが全体のバランスは良い美しいこの体型がフサイチペガサス産駒の特徴。筋肉はそれほど盛り上がってはいないが、肌の薄さや形の良さが光る。脚元が少々ひ弱に映るのもこの産駒らしい。体型は明らかに芝向きでスピード・瞬発力を産む土壌を持つ、前走時から大きな変化無くきており、高速決着なら面白い存在。

ココナッツパンチ
初めて見る馬体だが、全体に上質で肉厚の筋肉が鎧のように纏われており、一見して迫力がある。キ甲から肩口へのライン、肉付き、首をグッと下げた姿勢、力強い腹袋とヒバラ、そして大きなトモと脛の筋肉。どれをとっても素晴らしい。手脚が短めで胴もやや詰まっているので全体のバランスでいえばもう少し伸びやかさが出て欲しいところだが素質は非常に高く、馬体はこのメンバーでも全く見劣りしない、十分やれる。

ドリームジャーニー
頭が高く首が短く太い。全体に小ぶりで顔ツキも幼さが残る馬。まとまりはあるものの力強さやスケール感は皆無で馬体の説得力は弱い。放牧明けの前走は全体にフックラしていたもののトモ肉や腹周りは完全に脂肪が残っていたが、今回はトモ、胸とも締まりが出て仕上がったのを感じる。まだまだ子供だが現状の仕上がりとしてはこれで十分か。

ナムラマース
一つ一つのパーツはともかく、あまり形のいい馬ではないが、毛づやの良さはトモ・肩の張りから前走よりも体調的に上向いている感じは伝わってくる。この馬の強さの源は非常に回転の速く大きなフットワークで前脚を地面に叩きつけるように掻き込みながら弾むことが出来るのは、脚の関節と肩・臀部の骨格、そして背中の収縮が柔らかさを持っているから。全身運動の効率化で上位にどこまで迫れるか?

フサイチホウオー
全体的な威圧感は流石。前後のバランスで言えばもう少しトモに容積がついて欲しいが現状ではよく締まったいい筋肉が付き、立ち姿にも力がある。前走時はややコンパクトに締まった印象だったが今回は肩の筋肉に成長が見られ全体に幅が出た印象。体型的なものもあるが若干腹に余裕があり、まだ絞れる余地がある。あと一本追っても足りないかなという印象で、実力はともかく当日の仕上がり状態は要チェック。

フライングアップル
相変わらず綺麗な馬体で、肉がつくところに付き、無駄がない。さすが藤沢厩舎と言いたくなる馬体。やや寸が詰まってマイラー体型なのも変わらず、脚捌きは堅いしそれほど長い距離に融通が利くとは思えないが2000までなら守備範囲。完成度の高さと持ち前のバランスの良さでどこまで上位に来れるか。イクスキューズと同じで確実に上位にはいるけど頭には絶対来れないタイプかなぁ。

マイネルシーガル
素質を感じる良い馬体でバランスが良く、特にトモ肉と腹周りの力強さが目立つ。父ゼンノエルシドと母父サンデーの両特徴を受け継いでおり、肌の薄さも素晴らしい。スプリングSでは朝日杯時よりやや萎んだ印象だったがここにきて張りが戻っており体調の良さが伺える。展開に乗れば一発あるかも。

ローレルゲレイロ
首が太く、頭が高い、胸の深さがやや浅め、キングヘイロー産駒のあまり良くない特徴がモロに表に出ている馬。それだけに走りもキングヘイローそのものでお世辞にも体の使いが上手いとは言えない。それでも力強いトモから繰り出される瞬発力と強靱な心肺を背景に、ここまで上位で戦ってきた。この産駒ははっきり言って馬体だけでは読み切れない。そう大きく成長した感はないので当日の気配、皮膚感などを中心に読みとるべき。実力はこのメンバーでもそう劣らない。



フサイチホウオーは当日どれだけ締まった馬体で出てこれるかが鍵、腹に前走以上の余裕があるようだと危ないかも・・・。アドマイヤオーラは安定しているので前走程度は走る。怖いのはヴィクトリーココナッツパンチ、迫力・スケール感でいったらこのメンバーでも全く見劣りしない2頭で重賞勝っていなくても要警戒。

<馬体からの注目馬>
フサイチホウオー、アドマイヤオーラ、ヴィクトリー、ココナッツパンチ
posted by 馬砂雪 at 10:58| Comment(1) | TrackBack(1) | 馬体チェック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月02日

馬体的に見ても3強/桜花賞馬体チェック

いよいよ今週からクラシックの戦いが始まります。まずは牝馬の一冠桜花賞。3強、はたまた1強か?といわれているこのレース、果たしてどんなドラマが待っているのでしょうか。特に気になった馬の馬体をチェックしてみます。

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<参考>
チューリップ賞
フィリーズレビュー
2006阪神ジュベナイルF

ウオッカ
手脚と胴が長く、全体的にすらりとした体型で迫力よりは品性や美しさが際だつ馬体。特徴は非常に寝た長い肩と首の角度。腹回りはそれほど太くないが、肩の肉付きや首差しのラインがそのまま全身を大きく使ったパワフルなフットワークに反映されている。そういった部分も父タニノギムレットとよく似ている。前走時と比べるとボリュームがすこし萎んで、すっきりした風に映る。トモも大きく、筋肉が落ちたわけではないので心配ない。欲をいえばもう少しフックラしてほしいが、少なくとも力は出せるデキにはある。体型からはむしろマイルより長い距離のほうがいい。

ダイワスカーレット
均整のとれた非常に美しいシルエット。まず目立つのが胸の深さと肩の筋肉。そして毛づやの良さ、立ち姿の雰囲気も非常にいい。トモも筋肉はついているがまだ本物の実入りではないように映る。前走時と比べて大きな変化はないが、元々デビュー当時からほぼ完成されていた馬体なだけに相変わらず完成度は高い。体型的にはマイルから2000ぐらいまでがベストと思えるが、未だバテ知らずの高い心肺を持つ馬だけにポテンシャルは計り知れない。能力ならウオッカと引けを取らないが、瞬発力では分が悪いだけにレースではどのように乗るかが注目される。馬体は文句なし。

アストンマーチャン
前後のバランスがしっかりとれた骨格に、ボリュームのある大きなパーツ、張りのある筋肉、実に逞しい馬体。前走時と比べても腹や首の周りがすっきりして無駄肉がとれ、絞れた感がある。体型はマイラー〜スプリンターで短距離タイプ。ピッチ走法に近く、前脚がほとんど上がらないフォームは明らかに短距離向きで、マイルでも長いと思えるほど距離延長は疑問。ただ、心肺能力の高さと筋力は間違いなく超一級で、総合能力の高さでどこまで善戦できるか?

イクスキューズ
デビュー当時からかなり完成度の高い馬という印象だった馬。逆にあまり成長の余地はないなと見ていたが、なかなかどうして、いまでも立派に牝馬路線のトップクラスを維持している。細かった体もつくところに筋肉がつき、張りのある馬体になってきた(それでもまだか細いが)。これはスタッフの質の高さなのか馬の持っていた可能性なのか、上位を脅かすまでは厳しいが確実に上位にいる馬。

エミーズスマイル
新興勢力としては唯一可能性を残しているのがこの馬。船橋所属の地方馬だが北海道で下ろされた社台の「実験機」、血統レベルは高く中央馬と遜色ない。アグネスタキオンらしい筋肉の張りが目立つ馬、頭の高さや肩の立ちかたその他、体型的にもタキオン産駒そのもので、距離伸びての不安があるものの迫力自体はかなりのもの。いかにも瞬発力がありそうで展開が紛れれば名手の鞍上で一発を期待したくなるが、これまでの相手関係が弱すぎただけにいきなりはきついかな?

カタマチボタン
ダンスインザダーク産駒らしい体型で、胴長、首の長い馬体は一見見栄えもする。マイルよりはもう少し長い距離のほうが向いている印象で、所々に独特の緩さが見られるのもまたダンスらしい。完成度がイマイチでいきなりマイルのGIはどうか。

その他の馬は正直いって、ちょっと足りないかなという印象。
やはり3強は実力も馬体も抜けているというのが僕の見解です。マイル戦でならダイワスカーレットはウオッカに逆転する目はあると信じていますが果たして・・・
posted by 馬砂雪 at 18:05| Comment(1) | TrackBack(0) | 馬体チェック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月22日

肩・胸


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肩とはキ甲から前腕の付け根当たりまでのことを指し、主に角度を見ます。胸は肩を含む胴体の前部分で長さや幅、深さを見て肉付きを確認します。走りのリズムを生み出す源で首と同様注目したい部位です。

○肩の角度
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首の角度や長さが、距離適性や走るフォームに影響を与えるといいましたが、肩の角度もそれと同じように走るフォームに影響を与えます。

角度はキ甲から肩端(けんたん)への引いた直線(すなわち肩甲骨のライン)とキ甲からまっすぐ地面に下ろした線の角度の開き具合で判断します。角度が広い馬は「肩が寝ている」馬、肩の可動域が広くそれだけ大きなストライドが可能になります。45度に近いのが理想的といわれます。よくパドックで「この馬は肩の出がいい」等といいますが、肩が大きく動くとフットワークも大きくなり、中〜長距離への適性が高くなります。
角度が小さい馬は「肩が立ち気味」な馬で、肩の可動域が狭くストライドが小さくなります。走法もピッチ走法に近くなり、推進効率は落ちますがその分回転率が上がるので短距離向きといえます。

一般的に、立ちすぎた肩はフットワークの柔軟性を損なうので嫌われますが、短距離馬はある程度立っていたほうが適性が高いでしょう。逆に寝肩の馬は連動的に首の角度も低くなり、首を支点に大きく全身を使ったフットワークをする馬が多いです。そういった馬はエネルギー消費効率(燃費)が良いので、長い距離を走るのに適していると自分は考えています。


○胸の寸法・肉付き
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胸は横から見たときの深さ(縦方向)と長さ(横方向)、さらに前から見た際の幅(厚さ)で全体的な寸法を把握します。
まず深さ、長さ、幅に共通していえるのは容量が大きい馬がそれだけ心肺機能が見込めるということ。特に胸の深さがある馬は心臓が強い(by竹園正繼氏)とのことです。大きな肺は肺活量の増大につながり、ひいては競走能力の向上が見込めます。
それから幅のある馬は筋肉量が多く、前脚の掻き込みが強い傾向にあります。ゴツい胸前はパワー優先型で短距離・ダート、あるいは急坂のあるコースで適性を発揮します。反面、柔軟性を欠くので首使いに影響が出たりと、長い距離を走るのには適していません。幅は本来、横からでは判別が付きませんが、筋肉の付き方、隆起を読み取ればそれなりに判別可能です。

ただし、胸の寸法に関しては幅だけでなく、深さや長さにしても大きければいいというものではないように思います。いくら一部が大きくてもバランスが悪ければ結果としてNGという場合もあり、前後の体の大きさのバランスから考えて適度な深さ・長さ・幅が求められます。馬を見る際はパーツ(部分)でみることも大事ですが、個々の結びつきを考えてトータルバランス(全体)を見ることが最も重要だと思います。

※この内容は編集途上です。今後、加筆修正しながら徐々に書き足していく予定です。
posted by 馬砂雪 at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | パーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月21日

馬体だけで馬券を買えるか

馬体を見た「だけ」で、馬の能力を見抜く。馬券を獲る。

馬見を志す人の誰もが一度は挑戦し、そして大概が長期的にみて失敗に終わります。最初のうち、当たらないのは自分の相馬眼が至らないからだ、と考えました。もちろんそれもあるでしょう、しかし、よくよく考えると「馬の見方」そのものに問題があるのではないか?と感じるようになりました。

パドックではよく横ではなく「縦の比較」が重要だといわれます。パッと見でそのレースの出走馬を比較して馬の良し悪しを判断するのは難しいというより、ほぼ不可能。なぜなら以前も述べたように、馬の絶対能力を決めるのは生まれた時点で決まっている血統や馬体の総合要素を背景とした資質であり、パドックの馬体だけではその馬の特徴や調子(縦の比較)が伺えても、そのレースでの最終的な優劣(横の比較)を判断することは難しいのです。

勿論、本当に素晴らしい馬は馬体面でも抜けていることが多いのですが、レースの格が上がっていけばいくほど客観的に見て「いい馬」は増えていき、その差が微妙になっていきます。重賞・GIともなれば馬の資質自体が高くないと到達できないわけで、馬体による誤差のような優劣より、これまでの成績情報のほうが遥かに当てになります。たとえばクラシックの主役級まで登りつめた馬の馬体を、あとからあーだこーだいっても始まりません。馬体をみて、それぞれ個々の状態の変化を読み取ったりする分にはいいですが、それだけ強い馬を馬体だけで判断したら当然失敗します。クラシックの有力馬や古馬重賞に出てきているような強い馬で、馬体的に物足りないと感じる馬がいたら、むしろそれ以外の優れた要素でここまできた馬なんだと判断すべきでしょう。

これがパドックでは縦の比較をすべき理由、天性の閃きが如き相馬眼を持っていなければ、「GIでやけに素晴らしく映る超人気薄の本命買い」なんてものは止めたほうがいいですね、みすみす金を捨てることになるでしょう。

ただし、例外的に「馬体だけ」で馬券を買ってもいいと言えるのが新馬戦(2歳戦)です。まだ競馬を使ったことのない馬はごく限られた情報(調教の動きや不確定要素の大きい血統面の評価)でしか優劣を判断できないため、馬体情報がレース結果に与える影響力も大きい。また、出走馬の実際のレベル差が大きい(良く言われる、後のGI馬と未勝利で終わる馬が一緒に走るということです)ので、はっきりとした違いを見つけ易いのです。更には馬体の仕上がりも一目瞭然なので、自分の眼を磨く意味でも2歳戦は打ってつけでしょう。経験上、個体差はありますが3歳の春を過ぎると馬体の作り云々より、レース内容や時計、レベル比較のほうがはるかに重要になってくると考えます。ですから、それまでの若い馬に限れば、馬体を見ての直感買いというのも有効ではないでしょうか。そんなわけで僕自身は新馬戦を最も得意としています、新馬だけではなかなか馬券はプラスになりませんが・・・
posted by 馬砂雪 at 21:38| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月14日

馬体を見る順番

これはどういう目的で馬をみるかによって微妙に異なってくると思いますが、ここでは立ち写真を見るときを前提とします。自分は以下の順番で馬を見るようにしています。

1、馬体の立ち姿を見て全体のバランスと雰囲気を確認する。(肌の状態も)
2、脚元のつくり(繋ぎ、管、飛節、球節)を見る
3、トモ、前肢、肩、首差し、背中、頭など格パーツの大きさ、角度などを再度細かく見る


血統表は1と2の間に確認することが多いです。

人によっては、まず脚元からパーツを見ていくという人もいると思います(実際、多くの馬体本がそれを推奨しています)。馬を見るときは減点法が基本といわれていますから、その方法に当てはめるなら全体をみるより個々の欠陥をチェックすることになります。ただそれは実戦パドックでの見方で、一口やPOGの馬探しでいい馬を見つけようと思っている人が、個々の欠陥を一つ一つチェックしながら減点法で絞り込んでいったら、膨大な時間と労力が割かれる割に、残った馬が1勝止まりばかりなんてこともよくあります。「欠陥のない馬」は理想ですが、全く欠陥のない馬なんてものは存在せず、多少欠陥があってもそれを補って余りある能力がありさえすれば活躍は可能です。その反動で故障したり、あるいは、早熟で成長力がなかったりということもあるでしょうが、それでも複数持てばトータルでプラスになる。だから、パドック以外で馬を見る際はパーツの欠陥部分から見るのではなく、全体のバランスと印象を最初に確認して、その馬の持ついい部分を感じ取ってから減点に入っていくべきだと考えています。

また、血統表は割と早い段階で見ますが、ここで血統を見る目的は、種牡馬や母馬の血統の良し悪しで馬の良し悪しを判断するためではなく、その血統の持つ特徴がどのような形で馬体に現われているかを確認するためです。種牡馬にはそれぞれ産駒の馬体に特徴があり、独特の良さ・悪さがあります。「サンデーの曲飛」「ブライアンズタイムの腹ぼて」なんかは割と有名ですが、どちらも本来極端だと割引材料になりかねない馬体的特徴です。ただ種牡馬独特の傾向でありさほどマイナスにとる必要がないということを過去の例が示しています。これと逆のケース、つまり本来ならプラスに取れる特徴が、この種牡馬だけにあんまり良くないなんてことも稀にありますし、それぞれの血統的特徴を理解した上で、再度馬体を確認する必要があります。これは母馬にも同様のことが言えますから、母父の傾向や兄弟馬の傾向なんかも加味できればなおよしでしょう。

実戦のパドックで馬を見る場合も基本はおんなじです。最初に走るレースの条件(芝・ダート、距離)を確認した上で、上記順番、そして一番最後に血統表(新聞)を確認します。血統を後回しにするのは、デビューさえすれば血統より実馬の馬体のほうが馬券に直結する多くを語ると考えているからです。またパドックでは歩様やしぐさといった上記以外の重要な要素もありますし時間も限られいるので、正直いちいち全ての状態まで確認していられません。全体を見たら、歩様と仕上がり状態(腹回りの余裕など)の確認を最優先とします、新馬以外の場合は特に。

あくまで自己流なので、参考程度に聞き流してください・・・
posted by 馬砂雪 at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月13日

“恐竜”ブルーコンコルド、圧巻の馬体/フェブラリーS馬体チェック

今週は中央GI第一弾フェブラリーSです。王者カネヒキリが戦線離脱、JCD覇者のアロンダイトも脚部不安で回避、暫定王者を賭けて、ベテラン勢が中心の争いになりそうです。早速上から順にみていきます。

競馬ブックPHOTOパドック
(翌週以降アドレス)

<参考>
2006フェブラリーS
2006ジャパンカップダート
2007平安S


アジュディミツオー
さすが川島正行厩舎といった馬体、肌艶よく筋肉の張り、形とも素晴らしい。全体に落ち着きが感じられ、頭から脚元まで全く不安のないつくり。惚れ惚れするような出来で不調とは俄かに信じがたい。馬体から衰えは感じられない。

オレハマッテルゼ
なぜ今更ダートなのか謎だが、馬のつくり自体は以前とあまり変わらない。この一族特有の厚い胸と首・肩・前肢にかけてのバランスのよさは健在。ただトモは非力に映るしダート向きとは思えない。毛づやももう一つでいきなりではきついか。

サンライズバッカス
脚の長さから来る全体のバランス悪さは相変わらずだが、以前と比べて前から胴回りにかけての肉付きが格段によくなり、全体に厚みが増してスケールアップした印象。肌の張りや筋肉の状態はかなり良く映り本番にピークを持ってこれたか。

シーキングザダイヤ
去年のこの時期もそうだったが、しっかり仕上がって無駄肉が全くそぎ落とされた昨年のJCダート時と比べると肩・首・トモ回りに若干脂肪が残っている感じで、いまひとつピリッとしない。筋肉の張りももの足りない印象で、仕上がりはJCDと比較で7〜8分といった出来。底力でどこまでいけるか。

シーキングザベスト
同厩のダイヤと比べても、明らかにこちらのほうが状態はいい。肌艶よく張りも良好。眼光鋭く、立ち姿から気迫が感じられ力がみなぎっている。今が一番旬。

スリーアベニュー
アフリート産駒らしい丸々とボリュームのある筋肉。トモの容量が大きく、肩口の筋肉の発達も顕著で胴もがっしり。短距離パワー型で中山ダ1200がベストと思えるだけに、東京のマイルがどうか。

ビッググラス
一見して美しい馬体。しなやかで均整が取れていて、一瞬芝馬と見紛う感じ。エルコンらしい爪のつくりでやはりダートのほうが向いているが、肌の状態、張りはピークに近く、雰囲気も良い。狙ってみたい一頭。

ブルーコンコルド
以前「恐竜のような」と評した凄まじい迫力の馬体は健在。顔つきも怖く、首、肩、トモの鎧のような筋肉はまさに肉食獣を思わせる。肌艶・張りは最高潮、体型もマイルがベストというつくり、どっしり構えて全く不安がない。とんでもない馬に成長した。

メイショウトウコン
初めて見たがとりあえず気性悪そう。トモの張りが乏しく、全体的に非力な印象でこのメンバーでははっきり見劣りする。仕上がり自体もいまひとつ。

リミットレスビッド
全体的にそう変わった印象はない。もともと毛づや良く見せるタイプではないし、体のつくりもひょろっとしていていまだにダート馬なのか芝馬なのかはっきりしない。張りはこの馬としてはまずまずで昨年よりは良さそう、前走とデキ平行線ぐらいか。


<まとめ>
いつもパドック評価は抜群のブルーコンコルド、今回も素晴らしい馬体で文句なし。続いてシーキングザベストアジュディミツオーサンライズバッカスビッググラスが続く。JCDは力を出し切れなかったが、今度こそブルコンを信じていいでしょう。
posted by 馬砂雪 at 20:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬体チェック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月09日

後肢・トモ


s07.jpgtomo01.jpg

よく”トモ”という言葉を使いますが、トモとは後肢、とくに腰、臀部、股、後膝、飛節あたりまでのことをいいます。雄大なトモは馬の推進力を生み出す原動力となります。


○大きさ
横から見たとき腰から臀部の端までの幅を、トモの長さ(幅)といい、これがない馬をトモが薄いという表現をします。骨格によってきまる部分が多くトモの薄い馬は推進力に劣ります。単純にトモの小さい馬は馬力不足というわけですが、大きすぎるのもの困りもので、前後のアンバランスは故障を招きます。全体の体のバランスの中でちょうどよい大きさになっているのが理想的でしょう。

○形
斜尻とか平尻とかいろいろ形の種類があるようです。そしてそれによって脚の使い方に特徴があるとのことですが・・・はっきり言って半信半疑です(爆)。というかよくわかりません><。一応我がバイブル1によると斜尻の馬は切れ味がいいとのことですが、ミスターシービーとかトウショウボーイをたとえに出されてもイマイチぴんとこないしサンデー系全盛の今時果たしてその理論が通用するのかと言われると?この辺は引き続き研究中ということにしましょう。

○肉付き
張りがあって迫力のある筋肉が理想。ただ張りがあるだけではなく、皮膚が薄くて筋肉の隆起がはっきり分かる陰影がついているのがいいです。まだ仕上がり途上で皮下脂肪がある状態では筋肉の陰影がぼやけているからです。いわゆる「ケツが4つ割れ状態」になるぐらい半腱半膜様筋(はんけんはんまくようきん)が発達した馬のトモは強力な脚力を生み出します。

○尻尾
パドックで「尾離れが良い」といいとされます。尾離れとは尻尾の付け根の部分から尻尾が垂れ下がらず、少し立ったような感じで尻から離れている状態。筋肉量が多い馬がこうなるといわれていて、昔からパドックや立ち写真での評価の良さにつながっています。ただ、尻尾は馬の心理の鏡でもあり、パドックで緊張している馬は尾離れが良いという話もありますし、どちらかというと科学的根拠は低いと思われます。参考程度にとどめておくのが良いでしょう。


○脛(けい)
脛(けい、または、すね)は後脚の付け根から飛節の間の部分を差します。ここは臀部と違ってなかなか筋肉のつかない部分で、ない馬には全く筋肉がついていません。脛の筋肉が太く立派に映る馬はそれだけ体型に恵まれているということ、意外と見落としガチですがここが素晴らしい馬はしっかりとした脚力を発揮します。

○飛節
別項参照

正直言って、トモってのは難しい。馬をみる上で非常に重要な部分ではありますが、それだけに間違えやすいところでもある。基本はトモが頼りない馬はダメってことで良いんだと思います。あとは全体とのバランス。特に1歳後半から2歳ぐらいまでの若馬はトモが十分に成長仕切らず、前肢とくらべて見劣りするケースがあります(成長過程で、まず前肢から発達するから)。しかし、トモの幅をみれば将来的にどれぐらい発達するのかを読みとることが出来ます。あと、肉質と形は経験で養っていくしかないですね。自分もまだまだ研究中です。

※この内容は編集途上です。今後、加筆修正しながら徐々に書き足していく予定です。
posted by 馬砂雪 at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | パーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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